【2017年実際どうなの?!アジアの実態!】

アジア各国を旅した経験を踏まえて、日本との比較を行います。

驚異の英語力!フィリピン人はビジネス英語力が世界一!?(特別編)

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最近ではフィリピンへの英語留学や、フィリピン人講師によるオンライン英会話が英語学習のブームとなっている。

『なんでフィリピンなの?』と不思議に思われた方も多いのではないだろうか。実はフィリピン人の英語力は日本人と比較にならないほど優れている。今回は特別編としてフィリピン人の驚異の英語力に迫る。

 

2013年に行われたGLOBAL ENGLISH社の調査によると、フィリピン人のビジネス英語運用能力はなんと78カ国中、第1位!ちなみにこの調査は78か国137000人の様々な産業で働く従業員の「職場で使用する英語力」を測ったもので、日本は50位となっている。

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http://static.globalenglish.com/files/case_studies/GlobEng_BEIreport 2013_EN_A4_FINAL.pdf#search='business+english+index+2013'

小学校から英語教育

今やアメリカ・イギリスに続き世界で3番目に英語を話す人口が多い国とも言われているフィリピン。とはいっても第一言語タガログ語だ。実は1898年〜1942年のアメリカ植民地時代に英語教育が行われてきた。現在は植民地時代も終わり独立しているが、1974年教育省令25号によりフィリピン語と英語による二言語併用教育政策が発表されたのだ。

 

それにより現在ではフィリピン人は小学校から英語教育を受けて育つ。教科書や授業は全て英語で行われ、テレビや雑誌も英語のものが多い。教育に力を入れている家庭では子供が生まれたときは、まず英語から覚えさせることが一般的だ。僕の友人の家族は、3歳の子供の前では必ず英語で話す。このように小さいうちから英語に慣れさせるのだ。

なぜここまで英語に力を入れるのか

答えは簡単だ。綺麗な英語を話すことにより職業機会が大幅に増える。フィリピン政府によると2013年末時点で同国人口の1割の約1023万人(永住者を含む)が海外で暮らす。渡航先は米国が353万人と最も多く、中東が248万人で続く。彼らは皆現地の家族に仕送りをして家族を支えている。

 

コールセンターが人気

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コールセンターの産業はフィリピンのGDPの2~3%を占めているので日本でいうと、自動車産業と同じぐらいだと聞くと、インパクトの大きさが伝わるかと思う。そしてそのほとんどがIBMマイクロソフトなどのアメリカ企業である。外資からすればフィリピンのように人件費が安くて質の高い英語を喋る国は魅力的だ。フィリピン人からみても現地企業よりも給料の高い外資のコールセンターは魅力なのだ。

英語の訛りが強い!?

訛りがある人が多いことは確かだ。実際高い教育を受けていないタクシードライバーは何を言っているのかわからないこともよくある。しかし、日本人はどうだろうか。個人的には日本人の英語は世界でもトップクラスのなまりっぷりだと感じる。私たちが英語を国語としていない以上は、英語が得意なインドやヨーロッパの国々でさえ訛りがある。標準とされるアメリカ英語は世界全体で見れば母数は大きくないはずだ。私たちが海外に行くときは英語にも国によって違いがあることを理解する必要があるだろう。