フィリピンと日本の比較(乗り物編)
フィリピンの移動事情は面白い。移動手段はかなり豊富だ。
- タクシー
- ジープニー
- トライセコー
- ペディカブ
- メトロ
ここでは僕の体験談を交えながら紹介したい。
タクシー:初乗り 約80円
フィリピンはアジアの中でも特にタクシーの料金が安い。日本人なら電車に乗るような感覚で、かなりの距離をタクシーで移動することができる。1時間乗っても600円ほどだ。しかし前回の記事でもお伝えした通り、一般的なタクシーは安全とは言えない。そこでオススメなのが、タクシー配車アプリのGRABを使用することだ。あのソフトバンクも出資したことで知られている。GRABは、ドライバーをユーザーが評価する仕組みや、専属のタクシーを持つなど、安全にはかなり考慮されている。フィリピンではUBERよりも使う機会は多いだろう。それでも完全に気を抜いて、後ろで居眠りするようなことはオススメできない。
ジープニー:約16円
フィリピン人の移動手段の鉄板、乗り合いタクシー。簡単に言うとバスだ。日本人には乗るのは少々難しい。行き先がわかりづらいのが難点である。乗り方は簡単。止まっている車に勝手に乗るだけでOK。料金は近くの人に渡せば、バケツリレー方式で運転手のもとへ運ばれる。
トライセコー:約30円
フィリピン人の庶民の味方トライセコー。この乗り物に定員オーバーは存在しない。5人でも6人でも乗れる限り、乗ることができる。移動範囲が決まっているため、長距離の移動はできない。道路は日本のように整備されていないので、ガタガタと乗り心地はあまりよくないかもしれない。その振動と音のうるささは、まるで遊園地のアトラクションだ。
ペディカブ:言い値
簡単に言うとこれは台車をつけたチャリンコだ。主に観光地周辺を散策するときに使用される。外国人の場合は、完全に言い値になるので気をつけたい。僕はこれで痛い目に合ったことがある。観光エリアをフィリピンの友人と散策していたときのこと、ペディカブのドライバーに声をかけられた。400円でいいよと友人に話を持ちかけ、友人が乗ろうというので、僕も了承した。3時間が経ったころ、ドライバーは30分で400円だから3時間で2400円だと言いだした。当然口論になったが、友人が私のせいよ、ごめんなさいと言ってお金を渡したので、僕はそのお金を後で友人に支払うことにした。実は、ドライバーの勧めで途中の美術館など施設に入ったので、実質の移動距離はたったの1.0kmほどだった。ペディカブに乗るなら歩くことをオススメする。
メトロ:約30円
メトロはかなり混雑している。まるで東京の電車のようだ。電車は3ラインしかないので便利とは言えないだろう。料金はかなり安く、誰でも乗ることができる分、安全さには欠ける。乗るときはカバンを必ず前で持ち、ポケットには何も入れないようにしよう。
車を所有する
フィリピン人はみな車を所有している。僕からすれば、特に車が必要なように感じない。多くの人の場合、車を所有するよりもタクシーを使用する方が安いはずだ。それでも平均年収50万円の彼らはかなりの大金を叩いて取得する。彼らにとって車を所有することはステータスでもある。そして車庫はないので路上は路駐だらけなのだ。
渋滞
フィリピンはとにかく渋滞がひどい。初めて来たときに一番驚いたのは信号が本当に少ないことだ。信号を見つけるのは困難なため道路を横切るときは命がけだ。この車を押しのけて渡るしかほとんどの場合は方法がない。
運転が荒い
フィリピンは僕が知る限り、ドライバーの運転の荒さはアジアナンバー1の国である。赤信号を突っ切ることは当たり前。2車線の道路に3台や4台入ってくることもよくある。ちなみに僕が乗ってたタクシーは2度事故ったが、警察を呼ぶわけでもなくただ喧嘩が始まった。
外を歩くのが大嫌い
フィリピン人は外を歩くのが大嫌い。徒歩5分の距離すらトライセコーに乗ることすらある。たとえ、料金が30円だろうと4回も乗れば120円になる。フィリピン人のマクドナルドの時給は約100円だ。120円がいかに貴重かがわかる。僕がマニラの友人にこの話をすると、不思議な顔をされる。彼らはそのような計算が大嫌いなようだ。
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